6 years ago
こんばんはー 完全にお正月気分が抜けて さむいなぁー って日が続きます。
今日はFB より 6年前の今日の出来事
沖縄の離島某所 とある日本の戦艦がソナーで 発見されたという場所
ちょうど沖縄で 海水を淡水化する施設を作っていて こっちも調査で潜ってました。
自分たちの汲水ポイントの先に その問題の戦艦らしきものが発見されたとのこと
非常に流れが速く この場所に設定したのも
潮流れのきつい ポイントの手前に クラック(亀裂 があり エントリーしやすい
このクラックは海流の影響を受けないものですから こっちから潜って
横に移動しながら 潮の流れのはやいエリアに ”ひょっこり” 出ることができる
調査で潜水士さんと 数回潜って 上がると
かっこいい 船が 同じブイ(船止める 浮き)で 停泊
話を聞くと 某大学の調査とのこと
自分たちは 水65m あたりまで行きますので
水中調査船を 海流の出口付近に 放出するよーって
一緒に潜ってる感じ。
普通の装備では 50mあたりまでだし 潜水士さん程度のキャリアないと
危ないですし 初先行の 調査船だったようで 40mでこっちが引き継いで
誘導することになりました。
調査船は有線で 船上に映像や各種データ ロボットアームもついてるやつ
おいらたちは ガイドロープを最深部までおろしてあるから
ひっかけて壊してもだめだしね。
当時6000マソらしいです 高いねーw
この日 3本目で 最終回( リザーブタンクも もって帰らないといけないし
んで 海流に放出して 自分たちのエリアの調査とマーキング終わらせ
予備タンクを回収して 帰ろかな おもたら
このスーパーマシーンが 穴の入り口で 動かなくなってる
海流にがんがん壁に打ち付けられ それこそ がんがん! がんがん! って感じ
潜水士さんと 水中クエスト(マグネットの水中ノート)で
”これって 制御不能ですよね?” 潜水士さん 爆笑 泡 がほがほ
ライトはついてたから クエストに
制御不能ですか? 助けるなら ロボットアーム クルクル先端を回してください!
カメラに移すと ”くるくるくるくるくるくる!!!!!!!”
はいはい 助けますねー
かなり流れのはやいとこで 泳ぐこともできませんので
自分の体も岩場を手で持って移動しますが
こんなでかいのもって 引きずれるわけもなく
ロープを巻いてクラックから引く人 一緒に岩場を押し上げる人わかれて
救出。 おいらたちのタンクも 限界がありますので
水中の20mの場所まで戻って そこにもタンクが置いてある。
時間的に 残り10分程度
なんとか引きずりあげて 一緒に20mまで 大至急戻って自分たちの予備タンクはロープを付けて フロート(風船みたいなので 浮かすもの で ロープだけ 自分たちの近くへ
後で引きずりあげよう作戦。
潜水艇は そこからちゃっちゃと 帰って行って
自分たちは 深い場所で いつまでもいたから 窒素を体外へ排出するために
20mで 30分 12mで 45分 段階減圧って言います。
これをしないと ”潜水病”という 窒素が血液中で気泡化してしまって血液が流れなくなる
結局予備タンク2本使って DEC消えて 浮上したときは 真っ暗。
引き上げて ホテルでシャワーで温まり ご飯食べに行ったら大学関係者
超絶感謝され ご飯はやっぱりおごっていただけました。
こんな機械と潜ることなんて もうないだろうなぁー
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