Aren't you perhaps mistaken?
Aren't you perhaps mistaken?:勘違いしていませんか?
こんにちは 仕事の関係で商社の子と昼飯食べながら 話してたとき
こりゃ まずいな! と思い ちょっと書いてみます。
現在 コロナ関係で頻繁に言葉を聞く 【人工呼吸器】ってのは
トップのような物を想像している人がいたら 大間違いです。
これは 単純に 【リッチエアー】と呼ばれる 酸素濃度をちょっと高めて
肺胞からの吸収を効率よくし 治癒力をたかめたいなぁー 程度
この程度のリッチエアーなら 医療用酸素があれば 5分で簡易型ならすぐできる
今回の重傷判定は おそらく2012年あたりのSARS あたりの基準とすると
酸素飽和度(SpO2 :パルスオキシで Hbo2の比率で判定
通常は96%以上
95%を切ると呼吸不全の疑念(肺炎かな? 白血球値みてみよう
90%で エンビリック治療開始(確定前にすでに処置開始
ARDS はかるべ!
ARDS:低酸素血症
このあたりから 重傷として
プラート PEEP という人工呼吸気を使います。
この装置は 陽圧(押し込み で 肺に強制的に呼吸リズムとリッチエアーを
一定間隔で送気します。
このあたりから 患者の状況で 【気管挿管】されます
通常呼吸は 肺が行ってるのでなく 横隔膜の運動で 膨らむ風船
気胸や肺水腫がひどいと 逆に肺に負担をかけてしまいます。
ある程度自発呼吸ができ 意識もはっきりしてる場合ですが
現在 全世界で 企業が作ってるのが これです!
単純に(強制呼吸/換気法)の 調整可能な自動アコーディオンみたいなのです。
イーロンマスク(テスラ社 ダイソンが10日で作った のが このあたりのレベルです。
構造は簡単だしそんなに難しいこともない
問題点! 一番重要な 空気がとおるルートに関して 直ちに脱着できて
雑菌の繁殖混入 リッチエアーを使用するため 酸素による
装置空気導入部の 酸化腐食などによる素材の変性
まぁ 時間がなかったろうし いきなり 100%のものはできないでしょうけど
重症患者
このあたりになると言葉を聞くと空気をやりとりするのが人工呼吸磯のイメージでしょうが
やってる内容は ものすごいこと やってます。
日本国内でも 高度救急医療3次を含む 民間を合わせたとしても
全部で 2500台ほどではないでしょうか? '''カンカン!!\_(・(エ)・`)ココ重要!'''
この装置は報道とかで 【膜厚式人工呼吸気 などといい加減な名称で報道してましたが
これ 心臓手術などで 心臓をとめて 体外で体内で起きる処理を行う装置です。
血液は酸素を体の細胞に送り込み 老廃物を腎臓 肝臓など処理施設に送って処理してます
この代わりをする装置で 血液中の二酸化炭素を 置き換えして 酸素を血液に乗せてます。 こんな機械を 膜厚式人工呼吸気って 表現する報道は あほです!
もちろん患者さんの心臓は動いてます。
でも からだの負荷を下げるために スクリーニングと呼ばれる 血液中の余分な物を
除去するお手伝いもして 治療薬が 効率よく吸収されるためにも使用してる思います
原理は 静脈から 装置に通し リザーバー-で血液をためて
それを 分離膜と呼ばれる まぁ 家庭用浄水器の医療版で 細かな膜を通過させ
不純物を除去していきます。
人工透析って聞いたことあると思いますけど 同じ原理ですね
中空糸膜という構造で ストローに細かい穴が開いていて外から中へみたいな感じ
そのときに不純物は 入ることができず 排出される。
直径4mm×5inc 5m2 程度のポルスルフォンかPPが一般的
使い捨てで 膜差圧(入口と出口の圧力差)で 終了
重篤な患者さま という表現は この装置です。
この装置につながる= ICUにいけるまで 自己回復する必要があり
そもそも 基礎体力落ちてる人の 自己回復力から考えれば
最低でも2週間はこのままです。
先ほど書きました この装置が国内に 2500台程度
ということは いい方に転がっても 悪い方でも 月 5000名です!
何が言いたいかわかりますね?
トリアージが行われ 選別が行われると言うことです。
当然なんですけど 医療関係者にとっても 粛々と進める必要のあることで
基礎疾患の有無 年齢的考慮 多臓器不全の可能性 などなどで
優先順位を決定しなければなりません。
マスク不足してますよね?
あんなの 作ろうと思えば簡単です。 1日10万セットとか
しかし 今日書いた記事の中で
PEEP 以後の 【人工呼吸磯】はそう簡単には作れませんよ。
というわけで 自分たちでできることは 今のうちにしておきましょう!
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